みおつくしletter

社員が突然辞める前に ― 経営者が知っておくべき「予兆」と初動対応

■「うちは家族的な会社だから、大丈夫」?!

そう信じてきた経営者の会社で、ある日突然、キーパーソンの社員が退職を申し出てきました。
理由を尋ねても、「もう決めたことなので」と多くを語りません――。
まさに“青天の霹靂”
このようなご相談が、昨今とても増えています。

中小企業にとって、人材の喪失は事業そのものの根幹を揺るがす事態です。
特に、ハラスメントが原因での退職やメンタル不調は、社員1人だけの問題にとどまらず、組織全体の信頼をも揺るがしかねません。
経営者の皆さまが知っておくべきは、「ハラスメントはある日突然起こるものではない」という事実です。必ず“予兆”があります。

たとえば、こんな変化を感じたことはありませんか?
✔ある社員が、発言しなくなった
✔急に欠勤が増えた、または時間外に働くようになった
✔部署内で笑顔が減り、雑談も少なくなった

こうした小さなサインを見逃さず、早めに手を打てるかどうか。
それが、ハラスメントの芽を摘めるか否かの分かれ道です。
実際、「辞める前にもっと相談してほしかった」と経営者が口を揃えて言われます。
でも社員側は、「経営者に話してもどうせ変わらない」と思っていたかもしれないのです。

ハラスメント対応は、初動がすべて

逆に言えば、最初の対応を間違えなければ、問題を小さく収められるケースがたくさんあります。
次回のメルマガでは、経営者の皆さまが把握すべき「初動対応のポイント」や、実際の対応フローについて、わかりやすく整理します。

社員を守ることは、会社を守ることです。
経営者の皆さまにしかできない対応があります。ぜひ、次号もお読みください。

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